toggle
2015-12-05

いつなにがおきてもいいように

by イチハラヒロコ

by イチハラヒロコ

このところ、人生に衝撃が走る様な、ここにきて初めて感じる様な
腑に落ちる様な、感情を覚えている。
加齢によるカラダの変化と共に、心の変化も起きているのか、
突然酷く悲しくてどうしようもなく涙が止まらなくなったりして、
ちと情緒不安定!?
若年性の更年期障害か?
だとしたら、笑えないけど笑ってすませたい気もする。

ついこの先日、ラジオ出演の際にお会いした今井洋介君がお亡くなりになった。
あまりにも突然で、言葉もなくただただ驚いた。
一度しかお会いしなかったけれど、笑顔からその穏やかさが溢れる様な
ステキな男の子だった。そう、男の子という言葉がまだ似合うほど、若かった。
またお会いしたかった、もっとお話したかった。
私ごときがこう書かせてもらう事自体、おこがましいとは思うのだけど、
逢えてお話できて本当に嬉しかった。
心からお悔やみを申し上げます。

この事は、とにかく衝撃で。
若い人が亡くなるのは、本当に哀しい。
そんな事が突然に起きうる事だと言うがあるのだと、身にしみて感じた。
もしかしたら、初めて感じたかもしれない。
幸か不幸か、自分より若い人が亡くなるのを、実体験した事がなかったから。

物騒な世の中で、なにが起きるか本当にわからなくて、
突然、大切な人がいなくなる事があるという事を実感し、
同時に、自分の身にも起こりうる事なのだと、
ありきたりだけど、改めて人生を想った。

そんな中に観た【サヨナラの代わりに】。
またこのタイミングで観るあたり、
自分で選んだくせに、なにかのサインか?とすら勘ぐってしまう。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)の発病によって、人生が一変する主人公と
そのケアをする女の子。そして家族や友人、周りを取り巻く人間模様。
色んな立場の人の感情が、どうしようもなく悲しくて、
途中から涙が止まらなかった。
この手の映画によくある物語ではあるけれど、
決して絵空事ではなく、現実にも起きている事実。

お約束通り、号泣。
隣を見たら、友人も号泣…
だよね。
とにかく泣くよね。
泣くしかないものね。

自分が同じ状況になった時、
ケアしてもらう側なのか、ケアする側なのか、
どちらにしても、どう生きれるか。
死に向かっての道筋が見えてしまった時に、どう生きれるのか。
どう関われるのか…

映画館をでて、ちょっと落ち着こうとワインを呑みながら、
自分たちの吞気さに、「なんて幸せなんだ…」とつぶやきつつ
気ままなアラフォー女2人、生き死にを考える歳になってきたのだと、
しみじみ人生を語った夜。

人間は産まれたときから、死に向かっているけれど、
その死がいつ訪れるのか、どうやって訪れるのか誰にも分からない。
だからこそ、どうするベキかなんて、今はまだわからない。
とにかく、こうやって好き勝手に、周りに甘えながら生きて、
とりあえず元気でうまいお酒呑めるってことを
有り難く噛み締めるのみ。
あとは、会いたい人には会いに行くべきだと。
語りたい人とは多いに語るべきだと。
わがままに自分らしく。

「期待して当たり前なんだし」

(これもイチハラヒロコさんの言葉の作品。)
この言葉には、本当励まされる。

痛みや悲しみを覚えると、
心は豊かになると信じたい。

 


関連記事